創業1898年の伝統ある酒造所、住宅街に佇む津波古酒造は｢万人にうけるより個性的な酒｣、「飲みやすさより旨い酒」にこだわる酒蔵。また、定期的に開催される酒造所の感謝祭は地元民にも親しまており地元にも密着している酒造所である。

度数を感じさせないローストしたナッツのような香ばしい香りが鼻に抜け後にヨーグルトのような酸味と甘みが混ざるような香りが特徴的。
時間がたつと熟成年数を思わせない果実味あふれる香りが広がる面白い泡盛の印象。

飲んだ瞬間はスッキリとした味わいで飲みやすく口当たりも柔らかい印象。後味にキャラメル、メープルシロップを思わせる甘さが口に広がり余韻も長く鼻から抜けるロースト香が非常に面白い。
津波古酒造ならではあるがタンク番号、熟成年数で様々な味わいが生まれる太平は非常に面白い。

ストレートではもちろん､カクテルとして甘口のリキュールを合わせてもクセもなく楽しめる印象、水割りでも泡盛本来の甘みが感じられ炭酸割にした際は甘みも控えめで飲みやすくおかわりを頼みやすい味わいとなる、個人的には泡盛カクテルとして使用して泡盛初心者の方でも楽しめようにしたい。